アトピーと睡眠 ② 睡眠とかゆみ、寝汗

1.体温と下げることで脳と身体は休息する。

睡眠の役割は、脳を含めて身体を休息させることです。
睡眠はエネルギーの消費量が減ります
。そうなることで脳や身体が休息できます。

体内の温度は外部に熱を逃すことにより下がります。内部の熱を逃すために手足の甲などの血管が開くために、身体の表面は逆に暖かくなります。
アトピーの方が寝入りばなに、かゆみが生じるのは、血管を開いて熱を逃がそうとする身体の働きのためなのです。

2.睡眠時の寝汗。

睡眠時の汗は身体の温度調節を行うためです。健康な大人は睡眠時にコップ一杯の量の汗をかきます。眠り始めが最も汗をかき、入眠が深くなって状態です。
寝汗を掻く時は睡眠が深い状態なので、通常は目を覚ましません。

しかし、アトピーの患者さんは痒みにより目を覚ましてしまいます。よって目を覚ましたら、寝汗を掻いて非常に不快な思いをすることが多いのです。

3.気持ちよく眠れる環境を・・・

寝汗は悪い物ではありません。汗をかいている時に目覚めてしまうので、悪者扱いをされています。汗をかくことは重要です。

特に身体に溜まった余計な水を排出しています。
身体にそのような水分を溜めないようにする努力が必要です。特に、胃腸の働きが悪いとそうなるようです。

寝る時の寝具を吸湿性や通気性が良い物にする。エアコンなどを持って温度調整を活用するのも大事です。

みわ鍼灸療法院