アトピーと汗 ②

発汗はアトピー改善には、必要❕
1.汗をかくのを避けている?

汗をかくと痒みがでるので、運動や入浴を避けている方もいらっしゃるでしょう。
汗の中に炎症を起こし、かゆみを生じる物質もありますが、汗をかき続けると良い汗が出てきて、慣れてきます。
汗が出ないと皮膚内に熱がこもってかゆみを悪化させます。

 

2.37℃は最も過敏に・・・

汗をかきにくいアトピーの人は。毛細血管は皮膚温を低下させようと精一杯開いているのですが、汗がかけないので、体温が上がり肌が赤くになります。37℃の体温で最も敏感になるとされています。体温が上がり痒みが増して、症状が悪化してしまいます。

3.汗をかかないと・・・

汗をかかないと、角質層の水分量が不足します。肌はカサカサになり、バリア機能は低下してしまいます。
汗には抗菌ペプチドや免疫グロブリンの成分が含まれて、皮膚の善玉菌である常在菌を守り、病原菌の侵入を防ぐという働きがあります。

アトピーの改善のためには汗をかくことが重要です。

4.アトピーの方の発汗低下は自律神経?

汗がかけない原因を汗腺の異常と言われてきました。炎症部位のバリヤ機能が破壊されて、汗管が詰まったりするため、汗が排出できなくなるということです。

最近の研究では?アトピーの方は炎症が起こっていない皮膚からより患部からの方が汗をかいていることが明らかになりました。

つまり、汗をかけないのは炎症があるからではないのです。

発汗をコントロールする自律神経の異常である可能性が高いということが明らかになりました。

 

みわ鍼灸療法院