はりきゅう治療

1.はりきゅう治療  約60分 6,000円 

1)はりきゅう治療を簡単に説明すると

身体の皮膚表面に存在するツボに鍼(はり)やお灸(きゅう)を施して、
身体の内臓機能や免疫機能、神経機能を元気にして、
痛み、しびれ、身体の不調を改善する治療法を言います。

2)施術に使用する鍼(はり)について

豪鍼

はり

〇豪鍼⇒直径0.12~0.18mmのきわめて細いステンレス製の使い捨て鍼を使用します。
皮膚表面(ツボ)に約3~5mm位浅く刺して、刺激を与えます。

上の写真は 鍼 下の写真は、爪楊枝(つまようじ)
※爪楊枝は施術に使用しません。比較のために掲載しています。

てい鍼

てい鍼

〇てい鍼⇒先端がやや尖っている棒状の金鍼と銀鍼です。
皮膚表面(ツボ)に刺さずに接触させて、刺激を与えます。

擦過(さっか)鍼

擦過鍼

〇擦過(さっか)鍼⇒扇形の鍼です。
優しく皮膚表面(ツボ)を擦り、刺激を与えます。

3)施術に使用するお灸について

〇間接灸⇒もぐさと皮膚の間に空間を作ります。
もぐさを燃やして、その空間を熱してツボに刺激を与えます。

〇直接灸⇒米粒の半分くらいの大きさのもぐさを皮膚表面のツボに乗せます。
もぐさを燃やし、熱してツボに刺激を与えます。

2.概要

1)はりきゅう 中国医学的解説

東洋医学における内臓の総称を五臓六腑と言います。
西洋医学の内臓(臓器)の考えとは異なります。

臓腑とは
五臓:肝・心・脾・肺・腎
六腑:胆・小腸・胃・大腸・三焦・膀胱

五臓六腑はおおまかに述べると、呼吸・飲食によって取り込まれた栄養・水分・空気を気と血(エネルギー)に変える働きをもちます。

経絡とは
五臓六腑と体表を結ぶ通路を言います。五臓六腑から生成された気と血(エネルギー)が経絡の中をめぐっています。

身体中にいたるところに経絡が巡っています。

2)痛み、しびれ、身体の不調の発症のメカニズム

気と血の流れが経絡内で滞ると、痛み、しびれなどの症状を起こします。

そうなると五臓六腑(内臓)への気と血への供給が減ります。
その結果、五臓六腑(内臓)の機能が低下し、身体の不調をもたらします。

3)はりきゅうの作用

気と血が経絡と五臓六腑に滞りなく巡り、五臓六腑が元気な状態を
健康と考えます。

経絡上のツボに、はりきゅうを行うと経絡内の気血の流れが良くなります。
経絡上の筋肉や骨格の循環が良くなり、身体のゆがみを良い状態にします。

また、それと同時に経絡と繋がった五臓六腑(内臓)機能が良い状態になります。

よって、痛み、しびれ、身体の不調を改善に導きます。

はりきゅうの作用は内臓調整法体幹調整法の二つの要素を持っています。

4)はりきゅう効果の科学的機序 

1)はりきゅうのツボへの刺激(電気信号)が脳に伝わります。

2)刺激(電気信号)により伝わった脳から
①血流促進②鎮痛効果(・脳レベル脊髄レベル末梢レベル)③自律神経への作用免疫系への作用 等の改善の指令を出します。

3)その指令により身体の内臓機能や免疫機能、神経機能を元気にします。

5)実際の診察

1)鍼灸医学の診察法四診を用いて、身体のつらい症状(痛み、しびれ、身体の不調など)
の原因を分析します。

2)分析した情報から、症状を改善するツボを選びます。
3)そのツボにはり、お灸をします。

診察法とツボの選択、はりきゅうの施術は、
長年の経験から研鑽し、熟練した施術が必要です。
それにより、効果が変わってきます。

6)はりきゅう 実績

  • はりきゅうの専門大学とその附属病院での研修終了(脳神経外科 リハビリ科専攻)

当院のはりきゅう治療は、歴史ある独自の診断法と大学病院の
研修での経験や知識を駆使して治療を行います。
今なお、勉強会の参加をして日々、研鑽をしております。

安心と安全をモットーに、常に最高の治療を提供できるように心がけています。

みわ鍼灸療法院