末梢組織レベルの鎮痛作用(疼痛局所の治療)
1)免疫細胞による鎮痛
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炎症が部位には痛みを抑制する物質であるオピオイドを含有した免疫細胞(マクロファージ、T・B 細胞)が数多く存在しています。
鍼灸刺激により免疫細胞に働きかけて、オピオイド(βエンドロフィン)を放出させ、末梢の痛覚受容器に存在するオピオイド受容体に作用させることで痛みの緩和が起こります。
簡単に言うと炎症があるところには痛みを抑制する物質を含んだ免疫細胞が多数存在します。鍼灸刺激によりそれらの免疫細胞が活性化し鎮痛が起こります。 ⇒はりきゅうと免疫機能について
2)ATP(エネルギー)による鎮痛![](https://miwa-shinkyu.com/wp-content/uploads/2020/02/267bb1cceb0f00165be06139d21e2f40-300x166.jpg)
鍼灸刺激で微小の皮膚(ツボ)損傷が起こると、細胞からアデノシン3リン酸(ATP)が漏出します。ATPは分解されるとアデノシンになり、アデノシンが末梢の痛覚受容器に存在するアデノシンA1受容器に作用して鎮痛が起こります。
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