子どものいびきの原因
【1】鼻づまり、鼻炎、蓄膿症
<いびきの特徴>
鼻づまりにより、口呼吸をしています。
ズーズーといびきが出る場合があります。
鼻づまり、鼻炎等が原因で起こるいびきは、鼻の粘膜が腫れて、鼻の中が狭い状態になって出やすくなります。また、口呼吸の習慣のために、舌が喉のほうに落ち込み、いびきが出ます。
【2】小児睡眠時無呼吸症候群
<いびきの特徴>
ときどき呼吸が止まるほどの激しく、大きな いびきが起こり、無呼吸になるなどが特徴的な症状です。
小児睡眠時無呼吸症候群の原因は、アデノイド肥大と口蓋扁桃肥大と考えられています。
無呼吸を伴ういびきは、呼吸が止まったあと、激しい、いびきで呼吸が再開されるます。特に呼吸が止まって再開するいびきの場合は要注意です。
【3】アデノイド肥大、口蓋扁桃肥大
アデノイド肥大は、3歳頃から大きくなり始め、7歳頃にまで肥大が続きます。
その後消失していく傾向があります。
7歳くらいまでにいびきがだんだんと大きくなり、
その後だんだんと小さくなることもあります。
【4】病院受診が必要ないびき
- 毎晩いびきをかいている
- 夜間の大きないびきに伴い無呼吸状態になっている
- 聞いたことがないような音のいびきが生じている
- いびきをかいて寝ているときに胸が呼吸に伴いへこんでいる
このような場合には、速やかに医療機関を受診してください。
【5】睡眠時無呼吸症候群の子供は?
寝ている時に息が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群の場合
睡眠が障害されるために成長ホルモンの分泌が低下し
成長や発達の障害が出現したり、
夜尿、起床時の頭痛などの原因となる場合もあります。
また、睡眠中に胸腔内の陰圧が強くなり、心臓に負担を与えたり、肋骨や胸骨の変形をきたしたりします。
子供のイビキを単なる「うるさい」で片づけないようにしてください。
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