1.黄色ブドウ球菌は、アトピー肌に数多く存在しています。
皮膚には様々な菌が存在しています。通常はこのような菌は無害ですが、
その中でも黄色ブドウ球菌がアトピー患者さんの約90%以上の方に認められます。
特に炎症部分に定着していることが多く、症状が悪化すると菌の量が増加する
傾向にあります。
2.黄色ブドウ球菌の毒素
黄色ブドウ球菌から排出される毒素はデルタトキシンと言います。
肥満細胞を直接刺激することで炎症が起こるとイギリスの学術雑誌「ネイチャー」には掲載されています。
3.アトピーの二つの炎症反応
アトピー性皮膚炎は、1)アレルギー反応を介さない 2)アレルギー反応を介する
二つの炎症反応を持っています。
1)は先ほど、説明しました通りです。2)は黄色ブドウ球菌がIgE抗体を刺激すると肥満細胞が反応し、痒みの原因となる
ヒスタミンを排出して、炎症反応を起こします。
4.黄色ブドウ球菌を防ぐ
アトピー性皮膚炎の皮膚はバリア機能が著しく低下し、黄色ブドウ球菌の毒素が入り込んで、
皮膚に定着します。そうなると炎症反応を起こします。
黄色ブドウ球菌の感染症を防ぐには、まずは皮膚を洗いすぎないように適度に洗うことで清潔にすることが重要となります。
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