朝起きたら手が動かない!ハネムーン症候群(橈骨神経麻痺)

どうして?朝起きたら、手が動かなかった。どうして?

「ハネムーン症候群」変わった名前ですが・・

新婚さんが故に、新郎が新婦の頭を腕枕をするために発症するから、このような名前となりました。別名「サタデーナイト症候群」とも言います。本当は「橈骨神経麻痺」と言います。

でも、これになってしまった方は、焦って気が動転してしまうのが特徴です。
「変な病気になったのかな?」
「これって治るのかな?」
「どこに行けばいいの?」
等々・・・患者さんの心境はこのようなものでしょう。一昨日に定期に来院される患者さんから、このような電話がかかっていきました。

この場合、こちらが冷静にならないと、患者さんは不安になられます。しっかりとお話を聞いて、脳の問題ではないことを確認し、神経内科か整形外科の受診を勧めました。受診後に再度、電話があり治療を希望されて、治療をすることになりました。

一人で寝ていて「橈骨神経麻痺」を起こしました。

起きた時は、腕が全く動かなかったようでしたが、来院時には右母指のみが上がりにくい状態でした。患者さんは一人で寝ていて、自分の頭で腕を圧迫して橈骨神経麻痺を起こしたと思われます。

腕を頭の下にして、知らない内に寝てしまったのが原因です。その他にも、うたた寝や酔いつぶれて知らぬ内に寝てしまった時でも起こるので、注意が必要です。

症状は、手指や手首を反ることができません。(垂れ手という)しびれ感が親指と人差し指の背側に生じることが多いです。

気を付けてほしいことは・・・

発症してから時間が経過しても麻痺の回復が遅い場合は、治りにくい場合があります。まずは早めの診察を受けることが大切です。
3か月、投薬などで経過をみて改善が見られない時は手術の適応となります。

当院の治療は何をするのか?

はりきゅう、整体治療を早めに受けた場合、回復も早い傾向にあります。
よっぽどのことがない限り、麻痺は良くなります。
ただし、腕の状態を見極めることが重要です。

ただやみくもにしびれている所に「はりきゅう」をする。動かない腕を無理矢理に動かす。コリを探して、マッサージをする。このような治療を受けても時間の無駄になることもあります。

神経麻痺は治療によっては治らない?治る?の結果が出てきます。慎重かつ繊細に治療をしなければなりません。

麻痺がどうしてもすんなりと治らない。このままの治療でいいのか?等々不安がございましたら、お気軽にご連絡ください。

みわ鍼灸療法院