ステロイドの弊害② 体内への蓄積

1.ステロイドの効果

ステロイド剤はアトピーを治す薬ではありません。
体内の免疫機能を低下させて皮膚のかゆみや炎症を抑える効果があります。

2.繰り返し使用すると

ステロイド剤の効果は一過性です。
かゆみが起る。⇒ステロイド剤を塗る⇒炎症やかゆみが抑えられる。⇒再度、炎症やかゆみが起る。⇒ステロイド剤を塗る。
繰り返しになります。使い続けるとステロイド剤を止めにくくなります。

3.体内へのステロイド剤の蓄積!

初めは強いステロイドを使用して一気にアトピーを押さえてしまおう。
その後、徐々に弱いステロイドに変更して使用していく。という考えもあります。3日間ステロイドを塗って、4日ステロイドを塗らない。」と指導されることもあります。さて、3日塗って、4日間は塗らない。
その間はかゆみがあっても耐えられるならば、蓄積されたステロイドの効果がある話です。

※ステロイド剤は使えば、体内に蓄積されていきます。

1972年にステロイドホルモン軟膏を健常人の皮膚に塗布後、16時間密封
塗布した皮膚には、2週間後でもステロイドの血管収縮作用が認められた。
Stratum Comeum Reservoir For Drug. Vickers CF. Adv Biol Skin. 1972.12:177-189

 

 

 

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