単なる肩や首の筋肉の緊張やコリで済ますのは、危険です。
1.内科的な病気が原因となって起きる肩こり
1)循環器の病気
狭心症
心筋梗塞
狭心症や心筋梗塞では特に左肩~左背中や顎にかけて痛みが主に出ます。
心臓を取り巻く血管が動脈硬化によって詰まり、血流が悪くなっている状態が狭心症です。
血管が完全に詰まって血流が止まった状態が心筋梗塞です。どちらも胸が締め付けられるような痛みもありますが、肩こりがひどくなり、特に左肩が痛くなる症状が出ます。
2)呼吸器の病気
肺がん
肺結核
胸膜炎(肋膜炎)
これらの呼吸器の病気があるときにも、首から背中にかけてコリが出ることがあります。しびれが出てしまうこともあります。
3)消化器の病気
胆石症
胆のう炎
肝炎
すい臓疾患
胃腸障害
消化器系の病気が原因となっている場合には右肩や背部にがこり、痛むということが多いです。
4)全身的な病気
糖尿病
高血圧症
低血圧症
貧血
血圧が高い場合には、肩こり以外にも同時に動悸、のぼせ、息切れが出ます。血圧が低い場合には、だるさや疲れ、朝の寝起きが悪いといった症状が出ます。
5)女性特有の病気 婦人科疾患
月経不順
月経前症候群
更年期障害
骨粗鬆症による椎骨圧迫骨折
女性の肩こりには、女性ホルモンも大きく影響しています。イライラ感があったり、肩こりの症状に周期的なリズムがあり、女性ホルモンの影響があります。
また更年期以降は骨粗鬆症になりやすく、知らないうちに圧迫骨折しているということがあります。
この他にもうつ病や頭痛が原因で肩こりが出ることもあります。
2.危険な肩コリの見極め方
1.マッサージなど揉んでも改善しない 2.階段を上がった後など運動した時に凝る 3.こりの場所があいまい 4.姿勢を変えても、揉んでも改善しない 5.背中などに違和感のある痛みを伴う 6.片側の肩コリ 7.全身のだるさ 熱っぽさを伴う
たかが肩こりだと判断するのは注意するべきことですね。危険な肩こりは意外と潜んでいます。
もし、心当たりがある場合は医師に相談して下さい。医師の診察を受診するか迷っている場合は、お気軽にご連絡ください。
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