1.はじめに
来院される患者さんにアレルギーのことを聞くとほとんどが、花粉症や食物アレルギーを持っています。特に問題ないから治療をしていない方がほとんどです。症状が現れると症状を抑え込む薬で対応されています。
2.隠れアレルギー
日本人の約50%がアレルギー体質を持っていると言われています。その背景にあるのは?ここ50~60年における生活環境の急激な変化です。
アレルギー体質なのかを知るには、プリックテストが主に行われます。
アレルギーに陽性反応を起こしていても、自覚している人や自覚していない人もいます。いわゆる隠れアレルギー患者です。
平成28年 厚生労働省 健康局 がん・疾病対策課 の資料からは・・・
アレルギー疾患患者の動向では?どの疾患も急速に増加していることが分かります。年齢層を見ても若年層に多い傾向があります。
3.衛生仮説
英国のストラカンという学者が「アレルギー体質になるのは乳幼児期の衛生環境が関与している。」と報告しています。
「一人っ子、長男、長女よりも上に2人以上いる子供の方がアレルギーの発症頻度が2倍も低い」という結果が出ています。
こうした子供は、幼いころから兄弟同士で遊ぶ機会が多く、風邪などのウィルスをもらうことがあります。細菌やウイルスに感染する回数が多いほどアレルギーにかかりにくい傾向にあるということです。
アレルギーは免疫寛容が働かないために発症します。
免疫寛容とは異物が侵入してきても、本来無害な花粉や食物には免疫機能を働かせない仕組みを言います。
免疫寛容が働かない時は、過剰な免疫機能が働きIgE抗体が産生されて、アレルギー症状を生じている状態です。
綺麗すぎる環境がアレルギーを発症させている。ということが、衛生仮説から理解できます。(図参照)不潔を進めているわけではありませんが、ある程度の清潔さの寛容も大事だと思います。
4.当院の見解
免疫も考えも寛容さを取り入れることが重要だともいます。しかし、成人になってからアレルギー症状を生じると、もう遅いと思われるかもしれません。確かに乳幼児期の環境は重要ですが、成人になってもアレルギーを改善することがゼロではありません。当院ではアレルギーリンパ整体として本格的に治療を開始しました。ご相談は無料です。お気軽にどうぞ・・・
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みわ鍼灸療法院でございます。