ステロイドを自分で作る?

1.ステロイド剤のリバウンド

ステロイド剤を塗るのを中止すると強い炎症反応が生じて、皮膚が赤く腫れあがったりします。
また、薬の影響で免疫力が低下して、感染症を起こしやすい状態となっています。
これらをリバウンド症状と言います。非常につらく、この辛さに耐えきれず、
再度、ステロイドを塗ってしまうこともあります。

2.天然ステロイド剤は何者?

本来、人間は副腎という体内の臓器から副腎皮質ホルモンという

天然のステロイドを作り出します。

副腎皮質ホルモンは体内で糖質やミネラルの代謝に関係します。
アレルギー反応や炎症を抑える作用はあります。

3.長期間使用続けると・・・

ステロイド剤を皮膚から塗って身体に与えてしまうと、
副腎が自分で作らなくなります。
たとえステロイドを断ち切っても、天然ステロイドの産生を
スムーズに再開するとは限りません。
リバウンド時期は天然ステロイドを産生していない時期となります。
逆に天然ステロイドが産生されるとリバウンドを脱することができ、
アトピーの治癒にもつながります。

4.免疫抑制剤

ステロイド剤は、免疫抑制剤です。ホルモン系統の働きを悪くしますが、
それよりも免疫力を下げる方が、アトピーの治癒に関わる大きな問題です。
免疫力の低下はアトピーの人の皮膚機能は更に悪くして、更にアトピーを
悪化させる要因にもなります。

 

みわ鍼灸療法院