化学物質過敏症とアレルギー
この両者には、共通点と相違点があります。
◯共通点
程度の量の化学物質を一旦過敏性を獲得する。⇒感作
その後極めて微量の化学物質を接触することで症状を発症する。⇒発作
つまり、2段階の機序によって発症します。
その個人差によって発症する人と、発症しない人がいます。
◯異なる点
アレルギー症は、免疫反応によるものです。
化学物質過敏症は、自律神経系の他にも免疫系や内分泌系が関係している。
と言われていますが、はっきりとした機序は不明です。
アレルギー症では、発症する特定の物質と症状は一定です。
例えばアレルギー性のスギ花粉では、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎などの気道系や眼科系の症状が出ます。
化学物質過敏症では、人によって発症する物質と症状が異なります。
人によって様々な症状がでます。また、その原因となる化学物質は、数十種類以上あります。
化学物質過敏症では、化学物質に曝露されていると体が適用することがあります。逆に曝露が中断されると離脱症状が現れることがあります。
アレルギーの場合は、血液検査で明確にわかります。
化学物質過敏症は、自律神経の異常のため、血液検査では異常はみられないので、発見しにくいのです。
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